日本に不満があるならば出ていけという言葉は使うべきではない

よく日本に不満があるならば出ていけという言葉がありますけど、特定のグループが政治的な活動をどんなにしても全く通らなかったり、差別されると最終的には日本から難民がでる可能性もある。

別に不思議なことでも何でもない。人口ピラミッドで見ると40代よりも下は、年金が貰えるかどうかもわからない。そして、奨学金を返すためにだけ働く。夢とか美味しいの?という考えを持っている人とかいることを考えたら起業家になるよりも難民になるという選択の方が現実的かもしれません。

昔よりも権利が認められるようになったとか言ってますが、会社のためにとか、組織のためとかの値観が単純に壊れて、新しい義務ができているだけです。それはどんなに不遇で不況にあっても自己責任という価値観です。会社や組織は簡単に壊れるのを見てきて根付いてきた価値観です。

日本から出ていけという言葉が簡単に言えるのは、日本が島国だから単純労働者が簡単に出ていけないことと、近くの国が独裁政治している国が多いことにもあります。もしも陸続きならば、日本企業はマネージメントに気を付けないといけません。ブラック企業みたいに単純労働者を残業代無しで働かすことはできないし、日本の政府の福祉や政策も競争が働きます。労働者向けの手厚いものにするか?起業家向けのチャレンジ精神を養うものにするか?移民の扱いはどうするかとか、国境警備は?

こうしたことを考えてみるとわかるように日本から出ていけという言葉で出ていきたい人は圧倒的に出ていきたい人は税金をたくさん納めているようなハイキャリアとかよりも、圧倒的に出ていきたい人が多いのは、出ていきたいけど船がないし諦めている人が多かったり、不満はあるが市民権を取れない語学力と金や人脈がない。力がある人よりも弱い人を中国みたいに露骨には弾圧せずに甘い汁を全員に程々吸わせているのでかなりできているとは思う。