神話

昔々、神々が人間と普通に生活していた時代に人間は大きく2つに分かれていた。

 

神々を信仰し崇拝して恩恵を受け生きていくものたち

 

神々の身勝手さに憎悪し呪いながら生きていくものたち

 

何故?神々は好き勝手ができるかって、ある神は審判を司り、ある神は一人で人間の勇者たちを数万相手取り、ある神は人間に必要な道具を作り、ある神は畑や家畜の恵みを人間に、ある神は消えない火を、ある神は美しさで支配した。

 

人間は神々に似せて作られたが、神々に逆立ちしても色々どうしようもないのであった。

そして大多数の人間は考えるのを止めて多少理不尽なことがあっても神々を崇拝して、恩恵を得ようとした。

 

「神の像を作って踊っているのか?熱心なことだ。」

内心馬鹿らしいと思っていた。本気で崇拝しているならばもっともっと精密にできるはずなのに、毎年同じかそれ以下のものしかできない。

「終わればいいのに」

 

「ここに逸材が」

 

誰だ?

 

「私は、○○神とでも何とでもあなたはこの祭りがくだらないと」

 

ああ

 

「ふふふ、憎しみあふれる人は多くいましたがくだらないといった人は初めてだ。あなたにこの光景を」

 

人がたくさん歩き、笑い、至るところに食べ物が!神々のお気に入りでもここまでないぞ!

 

「これは全て人間がなしえること、人間には自由意思があり、神々を真似て作られた存在だからみんな団結すればいずれは追い付ける存在。」

 

そうか、私は偽物の神々を崇拝させられていたのか!人間を甘やかし成長させない神々に❗

 

「おや!今度は使命感か」

 

この祭りを止めさせる

 

「ではこう言いなさい。この像に神々が宿りあなたの信仰が本当ならば私の破壊から逃れられると」

 

像を破壊しようと踊っている中心にいき像を使い踊っている人の上にお前たちが信仰している神様が本当の力を持つなら助けてくださるだろう。

 

神々は助けずに普通に死んだ。

 

村人たちは、人殺しと叫んだが

 

汝等の神々が助けてくださると信仰したからだ。

それとも信仰してないのか?神々が奇跡をお越し生き返らせることすら