謎の人物中村天風


中村天風とは?



・中村 天風(なかむら てんぷう、1876年7月30日 - 1968年12月1日)は日本初のヨーガ行者。天風会を創始し、心身統一法を広めた。

日露戦争後30歳にして、奔馬結核を発病。33歳の時、病気のために弱くなった心を強くする方法を求め、海外へ。フランスでは大女優サラ・ベルナールの家に居候し、各界の著名人に会う機会を得るが、いずれも納得の行く答えを得ることができなかった。

・1911年日本への帰国の途上、カイロにてインドのヨーガの聖人、カリアッパ師と邂逅。そのまま弟子入りし、ヒマラヤ第3の高峰、カンチェンジュンガのふもとで2年半修行を行う

・1919年突然感じるところがあり、一切の社会的身分、財産を処分し、「統一哲医学会」を創設。街頭にて教えを説き始める。政財界の実力者が数多く入会するようになり、会は発展していく。

(以上、Wikipediaより)





天風哲学



・一番根本は何か、というとただ一つの実在から生み出されたもの。その実在を、哲学では「根本的本源実在」と、科学では「エーテル」と、中国では「霊気」と、儒学は「正気」といっている。なんと呼ぶにせよ、このエネルギーの源が、宇宙を創り出した。

・「人間の心で行う思考は、人生の一切を創る」。これが宇宙真理。人間の心は「霊」の働きだとすると、その「霊」という気は、同じく霊である宇宙本体と繫がっている。電灯に抵抗の強いものを当てるとヒューズが飛ぶように、人間の心も大きな影響を与える。

・だから、どんな場合があっても、消極的な方面から、ものごとを思ったり考えたりしてはいけないのである。

・「人間の健康も、運命も、心一つの置きどころ」

・心が積極か、消極かという態度に応じて、宇宙例はそれに順応して働きだし、その人生を良くも悪くもするのである。

・天風哲学の根本的な考え方は「この世は苦しいものでも悩ましいものでもない。この世は本質的に楽しい、嬉しい、そして調和した美しい世界」。

・「いかなる場合にも、常に積極的な心構えを保持して、堂々と人生を生きる」

・人生は「撒いた種とおりの花が咲く」。

・言葉は人生を左右する力がある。この自覚こそ、人生を勝利に導く最良の武器である。常に言葉に慎重な注意を払い、いかなるときにも、積極的以外の言葉を使わぬように心がけること。

・腹の立つことがあろうと、悲しいことがあろうと、瞬間に心から外してしまえばいい。心を積極的にすることを心がけて、自分の心を汚さないようにするには、気が付いたらすぐにそれを吹いてしまえばいい。怒りや悲しみ、痛みや憂いを握ったら離さない、それがいけない。


ちなみに、昭和の経営者にも影響を与えているそうでより一層自分的には謎の人である。