ビジネスを通じて世界を救いたい。すごい

二酸化炭素を吸収する一方、高タンパクの食品原料やバイオ燃料にもなる。植物と動物の特徴を併せ持ち、食料不足と地球温暖化の二大難問を救う鍵になると期待される微細喪類がミドリムシだ。「ミドリムシで地球を救う」のスローガンを掲げ、出雲充さんが友人とともにミドリムシの研究開発・製造販売を行う「ユーグレナ」を設立したのは2005年。起業後、もっとも苦しめられたのはファーストムーバーになることを避ける、日本企業に特有の横並び意識だったという。今でこそ大成功をした出雲充さんだが、ライブドアショックなどで逆風を受けても諦めなかった人だ。

サラリーマン家庭育ちで、「将来は公務員か会社員」と思っていた。転機は東大一年生。研修で訪れたバングラデシュで貧困層に直面した時。コメで腹は満たしても他の栄養素が不足、多くの子どもたちが病んでいた。その後に文科三類から農学部に転部した。そのときにミドリムシの研究している教授から知見を引き継げたことと東大という環境が整った場所を使えたことが大きかったみたいですが、難しかったみたいで取り敢えず銀行員になって片手間に研究し怒られ本格的に研究する。

営業していても、最初は中々他社事例はないため上司に相談してからとか多く、営業しなかった会社がないぐらい回っても中々取れなかったらしいですが

そんな中、2008年に伊藤忠商事との資本提携が決定したとでもなぜ500社も断ったのに、伊藤忠商事は採用したのか。「誰もやっていないからチャンスだ」と捉えたからだと自分は思う。話は脱線するが伊藤忠商事がいくら出資したか知らないが、会社の宣伝になっている。ネットでインフルエンサーマーケティングとかあるがこれもそれになる可能性がある。

それまでは営業しても、なしのつぶてだった企業から、「あの伊藤忠と提携しているなら」ということで、バンバン注文が入るようになったらしく。さらにバイオ燃料や環境浄化の事業化に向けて、日立プラントテクノロジー清水建設全日空などと資本提携を結び、共同研究を進められるようになったらしい。

今では、東証マザーズ上場を果たしたが、ミドリムシというハイリスクなもので起業するのはかなりの勇気が必要でしょう。手間暇もかかる上に、在庫も抱える。それにかなりの専門知識を必要とする業種。後知恵だがこうしたものは立ち上げたときに似たものが作られたらライト兄弟の例になりやすいので、金儲けだけの人はお勧めしない領域ですし金儲けだけなら別のことをしていたと思う。