グローバル企業が台頭することは、わかっていたことじゃないの?

近年、グーグル、アップル、アマゾンが存在しますがこうした企業がでかくなる前に予言していた本はあった。自分が学生時代に読んだ本だがこのときこれは読み進めていったものの一つである。

田中明彦『新しい「中世」――21世紀の世界システム』日本経済新聞社, 1996年。一部抜粋
現代を現す「新しい中世」とは相互依存の進展し、近代の国家中心主義から多次元の権力が輻輳したヨーロッパの中世に似ている。ヨ
ーロッパの中世には実にさまざまな主体があり、そのネットワークでできていた。皇帝、王、伯爵、ローマ教会、修道院、騎士団など
というそれぞれが独立した存在である。都市連合のハンザ同盟もあった。

新しい「中世」―21世紀の世界システム

新しい「中世」―21世紀の世界システム

中世というのは、権力構造は歴史を習ったことが、ある人ならわかるだろうが、近代と違い複数の権力に忠誠を誓う個人が存在した。ノルマンディー公なんて形式はイギリスの王であり、フランスの臣下というわけがわからん状況である。そしてキリスト教なんて国家を超えて活動をしていた。

現代の企業やNPOとかと似ていると思ったし、キリストに代わってグローバル商売の価値で結びついている国と国家権力が強い国がとても強い国、
まだまだそうした価値観が浸透していない地域に分かれているのが現代であると

少なくとも国家の力が昔よりも落ちていく、ローマが民主主義で文化的でも滅んだように国家が衰退するのは流れに近いと自分は思う。対応できないはあると思うが理解できないはないと思う。勉強する機会は大学に入ったもの誰にもあったのだから