「奨学金が返せず自己破産」やがて悲しき高学歴

奨学金が返せず自己破産」。こんな話は今どき珍しいことではない。学生時代に借りた奨学金の返済で苦しむ若者が増えている。誰もが等しく教育を受けるための支えとなるべき制度がまさか人生の足かせになるとは―。
ところで、奨学金返還問題といえば、必ず出てくるのが「受益者負担」という言葉だ。しかし、こうした経緯を生んでいるのは、借りた本人だけではなく社会的な物や家族も調べていかないといけないようだ。
どうして、奨学金が返せないようになって自己破産する人が増えているかというと高卒求人数が減少し、結果的に大学へと進学する人が増えていることも大きい。例えば、ブラック労働問題になっているワタミとか、ヤマダ電機の販売店とかは大卒いらないよね。高卒や中卒から取った方がまだまだいいし、さらには学費の高騰、リストラ、内定取り消し、派遣切り、会社がつぶれる、賃金カット、起業失敗。これに全て個人で対処できるのはすごい。頼りになる家族もこれに巻き込まれて払えないということになっているかもしれない。社会もどんどん他人に無関心で制度が助けてくれるからとか、日本学生支援機構NHK受信料取り立てる人と同じように債権回収業者に委託するなど取り立てが厳しくなっていってます。
毎年若者は自殺しているというが、こんなことにあって夢を抱ける人がいたら相当なものだ。選びたくもないものを買わされて、労働力を浪費させられ、何かあったら責任を取らされる。ワーク&バランス、自由、指示したこと以外はやらないというのはもうこれを聞いたら当たり前の価値観だ。