国産表記に騙されるなよ

“酸化防止剤無添加”ブランド(「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。」「カロリー30%offのおいしいワイン。(酸化防止剤無添加)」)は、食の安全・安心への関心が高まる中、“日常的に楽しめるワイン”として幅広い層に支持されている国産ワイン販売容量No.1ブランド。と書かれているが自分はかなり疑問に思う。消費者は安くておいしいから買っているのか、それとも国産だから買っているのか?

 

 

 

 後者の理由、国産だから買っているとしたら自分はすごく悲しいぞ。赤は北米産ベリー果汁、白はオーストリア産洋なし果汁を使用しています。どういうことかというと濃縮果汁を輸入して、日本で再加工し直したワインがほとんどです。一時期国産ワインのほとんどがチリというおかしな状態にもなっていました。中国産が怖いとか呟いているくせに平気でこうしたものを買っているのは無知がなせる業ですね。酔って悪酔いとかはあるだろうが

 

安く提供できるには訳がある。輸入関税や輸送コストが出てくる。ワインを直接輸入するよりも果汁を輸入して、加工して、日本人好みの味に調整する方が売れるし国産と名前がつけれるから消費者受けもいい。だから高く売らなくても利益が出る仕組みになるわけだ。結果的に市場に残る。アメリカ産肉が市場に残るようなもんだ。低品質と言いますが、国産の高い和牛は正直庶民は買えない。その理論と同じです。

 

どうしてこんなこと紹介するのかというと2018年秋、国産ワインの表示に関し、国産の葡萄を原料に国内で醸造されたワインだけを「日本ワイン」と名乗れるようにするという新たなルールの導入が予定されているから今さら言ってももう遅いし、昔からブランドを確立しているところはあるからもう騙そうと思い参入しても遅いのだ。