高齢カリスマ経営者のリスク

カリスマ経営者というと、かっこいい経営者に見えますが老後にかなりのリスクがあります。正直に言えば本人にはリスクというリスクはないのですが、会社とまわりにリスクがあります。

 

一、ボケるというリスク、認知症の経営者は最悪です。影響を受けやすくなって反社会的行動を取る、前頭側頭型認知症や記憶障害の初期症状とて出る新しいものが覚えられないだけで過去のものは記憶できている‥認知症でも軽度な認知症の場合は、性格少し変わったなぐらいと、誰かの意見をそのまま採用しても成り立つし、昔話を語ることで一時的に成り立つかもしれんが、忘れやすいし、過去の記憶の世界にいることもある。

 

二、死ぬというリスク、生涯現役と息巻くのはいいですが、いつ死ぬのかわからないのを常に歩んでいるのが高齢カリスマ経営者のリスクです。将来の展望や十年先の計画に自分がそもそももう入っていない可能性もあります。後継者がいる場合は安心ですが高齢カリスマ経営者の場合はいないというよりも、いるが納得できないというケースを大塚家具やセブンイレブンのケースで少し思ってしまった。

 

三、会社に影響力を持ちすぎる。ダイエーの創業者中内功が、ワンマン経営だったというのは知られていることだが、これがずっと続けば最悪考える人は一人しかいない状態になるというリスクも存在する。

 

今、リスクを挙げていきましたが逆を言えば、高齢カリスマ経営者はそれだけの力を持っている証拠である。社会に与える影響力はすごいものになるだろうし、見てきたものも多いでしょう。そうでなければ人は動きません。高齢者全体に言えることですが、それに若い人たちは学べることは多い。