アニメ「戦争のつくりかた」ネットで注目 再生23万回

 東京都内で昨年公開された短編アニメ「戦争のつくりかた」が、インターネットで注目されている。2月に動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信し、再生回数は23万回を超えている。

 「わたしたちの国の『憲法』は、『戦争しない』と決めています」。女性の声とともに、アニメ映像が続く。日本国憲法を連想させる書物が、迫ってくる装甲車両などの兵器を跳ね返す。外国の軍人が構えるライフルに日本人が硬貨を入れる様子など、戦争にちなんだ映像が次々と流れる。

 この短編アニメは、2004年に出版された絵本をもとに、映像作家らのグループ「NOddIN(ノディン)」が映像化。日本語のナレーションを加えて約7分半の作品に仕上げた。

 昨年10月に都内で一般公開後、2月からはネットで無料配信した。直後から再生回数が急増し、5日午前で約23万9千回。総合監督の関根光才さん(39)は「注目されているのは、多くの人がどうやって未来に無責任にならずにいられるかを意識し始めたからだと思う。手遅れにならないように議論し、考えるためのテキストのように見てほしい」と話している。

しかし、自分的にはどうしてこうしたことが起きるか歴史的なことに興味を持つ