初任給の使い道、1位は「贈り物」と「貯金」は不思議ではない。

news.mynavi.jp

「誰かにプレゼントをした」と答えた人に贈った相手を聞くと、92%が「両親」と回答。したみたいですが、心理学の影響力の武器を見ると違った見方ができる。

返報性

それが個人宛てにパーソナライズされたものであったり、相手が想定しているタイミングや情報量を上回るものであると、より深く「恩」を感じさせることができる。こちらから進んで何かを提供し、恩を感じさせるということは、それを返す何かをしなくてはいけないという気持ちにさせることであり、導きたい行動(購買や成約など)にターゲットが無意識に向かうような状況を整えてしまうということだ。

これは、人間の社会が相互が助け合うシステムだから恩義を受けたらいつか返すということで社会的信用を得るという自然な流れからできたものです。

 

コミットメントと一貫性

次に人は誰しも「表明した約束を守ろうとする」気持ちを持っている。なぜなら、社会では一貫性のある人物が評価される傾向があるため、自分が決めたことを口にしたり、書面に残したりすると、それを守ろうとする気持ちが強くなるのだ。例えば、ボランティアについてのアンケートで「今後やりたいと思う」と答えた人ほど、実際にボランティアを依頼された際に参加する傾向にあったという調査データがある。自分の意志でコミットしたものに対して、一貫した姿勢を保とうとする学校とかで将来恩返ししたいと作文で書いたりしていたら、努力家であればあるほど人に贈り物をするケースが増えるでしょう。

貯金も投資して増やしたりするよりも、タバコとか酒みたいに寿命が減りますというリスクにみんな注意がいく。

 

マイナビのアンケート結果は不思議でも何でもないのさ

 

 

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか